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lirik lagu 白の椅子 (sitting) – 柴田聡子 (satoko shibata)

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[柴田聡子「白の椅子」歌詞]

もたれる背もない
青い壁までもやや遠い
かわるがわる人が来る白い椅子
一度ひやかす膝の骨を
それから風をはらう
うるさそうに動く右左に手首が

建物の壁の途中
たまたまくぼんでいる
そこに置いて座られる
日に焼けて白い椅子
「栞のようですね。影が」
ひさびさの柔らかさが
嘘か冗談に聴こえて面倒で無言

もたれる背もない
青い壁までもやや遠い
かわるがわる人が来る白い椅子
一度ひやかす膝の骨を
それから風をはらう
うるさそうに動く右左に手首が

ひとつだけ短い脚
揺れたらがたつくのを
左に傾いたままみおつくし
凪のようなしけのような
お天気はどれも物悲しい
それを情緒と思い込み安心して無言
伏し目の半円弧を突き刺し
大げさにトラックを回す
花屋のお決まりのあいさつに
動かないまつげの先
足を組み指を噛む理由を気にして
言わずに分かってくれる人が好きで無言

もたれる背もない
青い壁までもやや遠い
かわるがわる人が来る白い椅子
一度ひやかす膝の骨を
それから風をはらう
うるさそうに動く右左に手首が

もたれる背もない
青い壁までもやや遠い
かわるがわる人が来る白い椅子
一度ひやかす膝の骨を
それから風をはらう
うるさそうに動く右左に手首が

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